私たちは,子供のころ夢見た未来に生きている(のかもしれない)

ちょっとしたメモみたいな内容ですが.

先日某地方に出張したときに,JRの改札に寄ったところ,外国の方が駅員に英語で話しかけていました.その駅員は,たどたどしい英語で意思疎通を図ろうとするのですが,あまり捗々しくは通じてない様子です.地方ということで,改札もそこしかありませんから(しかも自動改札ではない),ここが塞がれると,ちょっとした人の列ができてしまいます.

私はちょっと急いでいたときで,ここで時間を取られたくないものですから,助け舟を出そうかとしたところでした.そのとき,駅員は何やらタブレットを取り出し,それに向かって日本語で話しかけたのです.すると,聞いた限りではそれが流暢な英語の音声に変換されました.そして,その外国人は,英語でそのタブレットに話かけると,それが日本語の音声に変換されるのです.そこで無事,この外国人と駅員は,意思疎通ができたのです.やんややんやと喝采が起きました.いやそれは嘘なんですが.

外国人と駅員が,タブレットでコミュニケーションをとったのは本当です.ひょっとしたら,タブレットも翻訳ソフトも JR 独自のものなのかもしれません.どんなシステムか,聞けばよかったな.

もちろん,ナチュラルな会話ができるような,より発展的な自動翻訳システムももうあることでしょう.しかし,私が子供のころドラえもんの漫画で読んだような,翻訳こんにゃくの世界が,(こんにゃくを飲み込むという形ではないにせよ)もう実現されているのだと思うと,ちょっと感動しました.

未来には,きっと今の私が想像もできないような,素晴らしい技術がどんどん誕生するのでしょうね.それを思うと,本当に楽しみでなりません.