第355回 - 詩篇 第69篇

詩篇 第69篇 (旧・新約聖書,pp.1024-1026,日本聖書協会,1974)

第69篇

1. 神よねがはくは我をすくひたまへ 大水ながれきたりて我がたましひにまでおよべり 2. われ立止(たちど)なきふかき泥(ひぢ)の中にしづめり われ深水(ふかきみづ)におちいる おほみづわが上をあふれすぐ 3. われ歎息(なげき)によりてつかれたり わが喉はかわき わが目はわが神をまちわびておとろへぬ 4. 故なくしてわれをにくむ者わがかしらの髪(け)よりもおほく謂(いはれ)なくしてわが仇となり我をほろぼさんとするものの勢力(いきほひ)つよし われ掠めざりしものをも償(つくの)はせらる 5. 神よなんぢはわが愚なるをしりたまふ わがもろもろの罪はなんぢにかくれざるなり 6. 萬軍のヱホバ主よ ねがはくは汝をまちのぞむ者をわが故によりて辱かしめらるゝことなからしめたまへ イスラエルの神よねがはくはなんぢを求むる者をわが故によりて恥をおはしめらるゝことなからしめたまへ