聖書通読(第383回)- 傳道之書 第2〜4章

傳道之書 第2〜4章 (旧・新約聖書,pp.1147-1151,日本聖書協会,1974)

第2章

16. 夫(それ)智者も愚者と均(ひと)しく永く世に記念(おぼえ)らるゝことなし 來(きた)らん世にいたれば皆早く既に忘らるゝなり 嗚呼智者の愚者とおなじく死(しぬ)るは是(これ)如何なる事ぞや

第3章

20. 皆一(ひとつ)の所に往く 皆塵より出(い)で皆塵にかへるなり 21. 誰か人の魂の上に昇り獣の魂の地にくだることを知(しら)ん

第4章

2. 我は猶(なほ)生(いけ)る生者よりも既に死たる死者をもて幸(さいはひ)なりとす 3. またこの二者よりも幸なるは未だ世にあらずして日の下におこなはるゝ惡事を見ざる者なり